高齢者の方を中心に投資詐欺にあってお金を取られたという方は一定数存在しています。
以下は金融庁に寄せられた投資詐欺の相談件数です。

減少傾向にあるとはいっても投資詐欺の被害報告は数百件寄せられているのです。あくまで金融庁に相談を寄せられた件数なので、実際の被害は数倍-数十倍であるとみるべきですね。
人の弱みに付け込んで甘い言葉で勧誘して、お金を騙し取る投資詐欺は証券アナリストとしても許しがたいものがあります。
しかし、金融リテラシーに高い人ほど投資詐欺にあう可能性は低くなるというデータもでております。(後述)
本日は投資詐欺とは、そもそも何なのか?
どのような種類があるのか?
をお伝えした上で、金融リテラシーを身につける重要性と身に付け方についてお伝えしていきたいと思います。
投資詐欺とは?日本国民の心理を巧みにくすぶる下劣な手法
まず投資詐欺がどのようなものかを見ていきましょう。
政府の投資詐欺について言及している文を参考にしてみましょう。
一般の消費者が「元本保証」「必ず儲かる」「あなただけにご紹介」などと巧みに勧誘されてお金を出すと、実際には儲けどころか元金の大半が戻ってこず、勧誘した事業者に連絡を取ろうとすると姿をくらまされていた、といった、「投資詐欺」
米ドル建の元本保証であれば米国の債券を購入することで4%までは可能ですが、当然為替変動リスクを負うことになります。
日本円建の元本保証となれば国債は0.05%/年率、積立保険元本保証型でも1%を切る非常に低い利率がマックスとなっています。
また日本人の可処分所得は下がり続けております。

減少する可処分所得を補う為に投資でお金を増やしたいという国民の真摯な願いを逆手に取ってくるのです。
このような状況下で、元本保証で年率50%で儲かる特別な案件といった紹介を受けると揺らいでしまうのが人間の心理です。
では投資詐欺はどのような種類が存在しているのでしょうか?
投資詐欺の手口の種類
未公開株に関わる上場話
IPO投資は未公開企業が上場する際に公募価格で売り出す株に抽選で申し込み抽選があたったら上場初日に初値で売り出すことで高い利益を出す手法です。
勝率は90%となっており、非常に高い確率で利益を出せる仕組みとなっています。
ICOに関する投資詐欺
先ほどはIPOに関連した詐欺でしたが、近年仮想通貨の流行にともなってICO (Initial Coin Offering)を用いた投資詐欺が横行しています。
金融庁によるICOの定義は以下となります。
ICOとは、企業等が電子的にトークン(証票)を発行して、公衆から資金調達を行う行為の総称です。トークンセールと呼ばれることもあります。
詐欺の可能性 一般にICOでは、ホワイトペーパー(注)が作成されます。しかし、ホワイトペーパーに掲げたプロジェクトが実施されなかったり、約束されていた商品や サービスが実際には提供されないリスクがあります。また、ICOに便乗した詐欺の事例も報道されています。
注)ICOにより調達した資金の使い道(実施するプロジェクトの内容等)やトークンの 販売方法などをまとめた文書をいいます。
劇場型の詐欺
劇場型とは複数の業者が協力して一人の消費者を騙す手法です。
例えば、ある業者Aが消費者の太郎さんに対して儲かる未公開株があるので購入したら確実に儲かりますよと声をかけます。
一方、別の業者Bが同じ太郎さんに対して話を持ちかけてきます。
業者Aが持ちかけた未公開株を業者Bは購入できないため、太郎さんから高値で買取りたいと持ちかけます。
太郎さんとしては異なる二つの業者から話を持ちかけられたことで、信用してしまい業者Aから未公開株を購入してしまいます。
公的機関を装った詐欺
有名なオレオレ詐欺では息子や親族を装った詐欺となります。
しかし、投資詐欺では金融庁の職員を名乗りインサイダー取引等の法令違反行為があったと指摘をして解決のために金銭を請求する手法です。
被害回復型の詐欺
詐欺にあった方に詐欺にあった金額を取り戻そうと近寄ってきて更にお金を毟り取るハゲタカ型の投資詐欺です。
詐欺業者の中では被害者の名簿が出回っているので、詐欺に既にあった方に狙いをしぼってやってくるのです。
投資詐欺が疑わしいときは金融サービス利用者相談室へ
投資詐欺かもしれないと思った時は、金融庁の金融サービス利用者相談室へ連絡しているとよいでしょう。
金融庁の相談員が親身に相談に乗ってくれます。
電話での受付は平日10:00-17:00で0570-016811となっています・
またWEBサイトからの受付は以下こちらから24時間受付を行なっていますので平日昼間が厳しい方は利用されるとよいでしょう。
金融リテラシーを高めて金融トラブルを回避しよう
自分は投資詐欺になんて、絶対に合わないと思っている方も多いでしょう。
しかし、実際にプロの手口で近寄ってこられたら判断力を失ってしまう可能性も否定できません。
金融トラブルから身を守る為の有効な手段は金融リテラシーを身につけることです。
調査で日本人が低いと判明した『金融リテラシー』とは?金融経済教育の必要性を徹底解説。

以下は日銀の金融広報中央委員会の調査結果なのですが、金融リテラシーが高くなればなるほど金融トラブルに遭う可能性を低くすることができることが確認されています・


金融リテラシーを高める方法については金融教育を受ける必要があります。
しかし、残念ながら現在の日本では学校でも家庭でも金融教育を教わる機会そのものがないという方が大勢を占めているというデータがでております。

正直、大学受験の科目よりも余程重要性が高いのですが、金融リテラシーを学ぶ環境が整えられていないのです。
日本でも金融教育を学ぶ為の場として2019年からGlobal Financial School(以下:GFS)は立ち上げられました。
GFSでは投資に関する事は当然のこととして、経済・金融の全般的な教育まで網羅しています。
そもそも、GFSの代表は20年以上の歴を持つ投資家で更に若手実業家である傍ら資産運用コンサルを行なっています。
同氏氏は日に日に投資詐欺に関する相談が持ち込まれる現状に対して怒りに打ち震えていました。
そして、遂に堪忍袋の緒が切れて日本人の金融リテラシーの向上のために満を持してGFSをたちあげました。
GFSは無料セミナー『お金の達人教養講座』も開いておりますので、足を運んでみてもよいかもしれません。
【GFS】評判の『グローバルファイナンシャルスクール』(GFS)ってどんなスクール?2年間受講した筆者の体験を踏まえて徹底評価!
https://observatorio.org/global-financial-school/
【投資の達人になる投資講座】評判のグローバルファイナンシャルスクール主催の株式投資初心者向けセミナーを受講した体験を踏まえて徹底評価!内容・評判・評価・口コミを紐解く。
https://observatorio.org/investment-tatsujin/
まとめ
投資詐欺の手法は多様化しており、高齢者を中心に数多くの投資詐欺被害がでております。
投資詐欺から身を守るには、金融リテラシーを高めることが自己防衛策として有効になります。
自分で身につけるには体系的に学ぶことができず、結局後回しになってしまうことでしょう。
金融リテラシーを身につけるために『お金の学校』という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
投資だけではないですが、皆さん人生で十分な準備をせずに立ち向かって大きな失敗をした経験はあるのではないでしょうか?
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